【20代の転職】ハローワークって本当に転職できるの?転職エージェントと比較してみた
高橋 秀誓
キャリアコンサルタント
coachee株式会社 代表取締役
国家資格キャリアコンサルタント
プロティアン認定ファシリテーター
キャリア相談プラットフォーム『coachee(コーチー)』運営者
明治大学卒業後、リテール、パーソルキャリア(旧インテリジェンス)を経て総合人材サービス会社に勤務。
求人広告、人材紹介、人材派遣、SESにおける、ソリューション提案、事業統括、会社設立等に従事。エグゼクティブ,Web,IT,SI.HRにおけるリクルーティング支援、キャリア形成支援を行う。
相談実績は3500人以上。
初めて転職を行う場合、どこで転職先を探した方がよいのか迷ってしまう方もいるでしょう。
昔は転職と言えば、ハローワークを利用する方がほとんどでしたが、最近はさまざまな転職サービスが出てきているため、どのツールが自分にあっているのかを判断するのは難しいですよね。
そこで今回は、ハローワークがおすすめな人の特徴と転職エージェントとの比較をしていきましょう。
ハローワークで転職するメリット
20代の方の場合、転職エージェント等の民間のサービスを利用する方が多くなっています。
そのため、「ハローワークって本当に転職ができるの?」と感じている方もいるでしょう。ただ、ハローワークでの転職は可能だと言われています。
そこでここからは、ハローワークで転職するメリットについて見ていきましょう。
求人数が豊富
ハローワークには、さまざまな職種・業種の求人が登録されています。
そのため、自分に合った仕事を探しやすいと言われています。ハローワークに多くの求人が利用されている理由は、企業側も無料で利用することができるという点にあります。
民間の求人サイトの場合、高い金額がかかってしまいます。
そのため、求人広告費をかけることができない中小企業等はなかなか求人を出すことができません。
このような仕組みになっていることから、豊富な選択肢の中から求人を探すことができる点が魅力だと言われています。
ハローワークは採用企業に費用がかからないことから、多くの企業が活用しているため、求人数が多い。
地元の求人が多数登録されている
ハローワークは、全国各地に用意されています。そのため、自分が働きたい地域のハローワークにいくと、地元企業の求人をたくさん見つけることができます。
民間の求人サイトの場合、全国の求人が登録されており、地元に根ざした企業を見つけるのは難しいところが多いです。
地元で働きたい方や転勤をしたくないという方の場合、ハローワークに登録されている企業を探した方が効率的だと言えるでしょう。
相談員に相談することができる
転職を考えている方の場合、どのような企業を選んだらいいのか迷ってしまうという方もいるでしょう。
そのような方の場合、ハローワークで相談員に相談できるというのは大きなメリットの1つと言えます。
相談する中で自分に合った企業を探すことができるでしょう。
ハローワークでの転職が向いている方
では、ハローワークを利用した方がよい方はどのような方でしょうか?ぜひハローワークを使ってほしい方の特徴をご紹介していきます。
地元で働きたい方
ハローワークに登録されている企業の多くは、地元に根ざした企業です。そのため、この地域で働きたいと考えている方の場合、ハローワークの方が多くの求人を見つけることができるでしょう。
たくさんの選択肢を吟味したい方
先ほどもお伝えしたように、ハローワークは無料で求人を掲載することができるので、多くの求人が登録されています。
そのため、豊富な選択肢の中から自分に合ったものを探すことができるという点は魅力の1つでしょう。業種等のこだわりがない場合には、待遇などの面を考慮して求人先を探してもらうことも可能です。
雇用形態にこだわらない方
ハローワークには、正社員だけではなく契約社員や派遣社員、アルバイトなどの仕事も登録されています。そのため、さまざまな形態の仕事の中から、自分に合ったものを探すことができます。
ハローワークでの転職が向いていない方
ハローワークでの転職は、さまざまなメリットがあります。しかし、ハローワークを使った転職が向いていない方もいます。そこでここからは、ハローワークでの転職が向いていない方の特徴についてご紹介していきます。
大きな企業への転職を希望している方
ハローワークに登録されている企業の多くは、その地域に根ざした中小企業です。そのため、大手企業への転職を考えている方の場合、自分が転職したい企業を見つけることができるでしょう。
今後のキャリアを考えてステップアップしたいと考えている方は、ハローワーク以外の転職サービスを活用することをおすすめします。
ハローワークに通うのが難しい方
ハローワークで転職を行うためには、ハローワークに出向く必要があります。ハローワークは平日の昼間しか開いていないので、その時間にいくことができない方の場合、なかなか難しいでしょう。
このような方の場合、転職サイトを利用する方が気軽に転職を行うことができます。
ハローワークと転職エージェントの違い
ハローワークと転職エージェントは似ていると感じる方もいるでしょう。しかし、この2つには大きな違いがあります。そこでここからは、ハローワークと転職エージェントの違いについて見ていきましょう。
求人の探し方
ハローワークは相談員に話して仕事を一緒に探すこともできますが、基本的にはハローワークにある端末を使って求人を探します。
それに対して、転職エージェントの場合は担当のアドバイザーが自分に合った求人を紹介してくれるのです。そのため、より自分に合った転職先を探すことができるのです。
求人の種類
ハローワークと転職エージェントでは、求人の種類が大きく違います。
ハローワークにある求人の多くは、地域に根差した企業となっています。しかし、転職エージェントはそれぞれのカラーがあり、IT業界に強いところやフリーター向けのところ等が用意されています。
そのため、自分に合った求人を探しやすいと言われています。
求人情報の詳しさ
ハローワークの場合、企業の情報は求人票に乗っている情報以上のことは教えてもらえないというケースが多いです。そのため、詳細な内容を知ることはできません。
しかし、転職エージェントは求人掲載企業へのヒアリングを徹底的に行っているため、より詳しく会社の雰囲気や社風を知ることができます。
このような仕組みになっていることから、求人票と実際の環境が異なるということはほとんどないと考えられています。
まとめ
いかがでしたか?ハローワークを利用すれば、転職することが可能です。
しかし、平日の昼間にいかなければいけないので、なかなか利用しづらいと感じる方もいるでしょう。そのような方は転職エージェントを利用するようにしましょう。