年収や働き方だけにとらわれないキャリア選び|本音を引き出すコーチングから得られること
「自分らしいキャリアって何だろう」
多くの人が一度はこのような悩みを考えたことがあるのではないでしょうか。
自分のキャリアを考えるとき、年収や働き方など目に見える部分に目が行きがちです。しかし、その内面にある自分の本心を見失っている人も少なくありません。
「どんな生活が自分を幸せにするのか」
「仕事に何を求めているのか」
キャリア選択において、このような問いに向き合うことは非常に大切です。
そこで今回は、自身もキャリアに悩んだ経験を持ち、現在coacheeのキャリアコーチとして活躍中の「yasu」さんに、相談者の本音に寄り添うコーチングについて伺いました。
年収や働き方だけにとらわれないキャリアの築き方について「yasu」さんが大切にしている考え方を紹介します。
自分自身もキャリアに悩んでいたからこそ役に立てることがある
どのような業界でキャリアを積んできましたか?
私は、マーケティングリサーチという業界でキャリアを積んできました。
マーケティングリサーチの業界は、ニッチであることに加え離れていく人も多く、私自身もキャリアに悩んでいた時期がありました。
coachee登録されたきっかけは何ですか?
マーケティングリサーチという業界でキャリアに悩む人に、自分の経験が何か役に立つのではないかという思いがあったからです。そんな中、coacheeに出会い登録しました。
過去に調査会社で採用業務に携わっていたこともあり、その経験も活かせると思いました。
また、自分自身の転職経験や採用経験をベースに、マーケティングリサーチ業界で働いてきた業務知識や経験を伝えられるのではないかと考えています。
相談者の本音を引き出すコーチングが強み
ご自身のキャリア相談の強みはどのようなポイントでしょうか?
「本当はどうしていきたいのか」という相談者の本音を引き出していくのが、私が行うキャリア相談の強みです。
マーケティングリサーチの仕事において、消費者に対してインタビューを行うモデレーター業務を手掛けることがあります。
モデレーターは消費者に対して、消費者から発せられる言葉をベースに中立的な立場でその人の意識や価値観を探っていくという役割があります。
つまり相手に共感するというよりも、まずは目の前の人をありのままに受け入れるという態度でヒアリングを行うことが求められる仕事です。
モデレーターの技術や経験を活かし、相談者の方にいろいろな思いを吐き出してもらったうえで、本当に求めていることを整理していくのが私の面談スタイルです。
さまざまなご相談者の中で、とくに印象に残っているエピソードがあれば教えてください
相談者の方が本当に解決したい問題をあぶり出すには、不満や悩みを抱えている原因を整理する必要があると感じるきっかけになった方がいらっしゃいました。
その方は調査会社に勤めながら転職活動をしている最中で、すでに大手調査会社と事業会社の内定を持っており、どちらに進むべきか決めかねている状態でした。
悩みに対して、今の調査会社を転職しようと思ったきっかけや不満をヒアリングし、今の働き方における改善したい点と今後のキャリアにおける悩みを整理していきました。
キャリアだけを見るのではなくその人の人生設計やライフステージを踏まえて話を聞いていったところ、調査会社と事業会社で悩んでいるように見えて、本当は背中を後押しして欲しいだけだったのです。
事業会社でやっていけるかどうかという不安に対し、今までの経験や知識で生かせるところと今後学んでいかなくてはいけない事柄を整理することで、納得のいく選択をして頂けました。
「どのような生活ができれば幸せなのか」を自問自答することが大切
キャリア相談を行ううえで、とくに大切にしているポイントを教えてください。
相談者の方にとって「どのような生活が実現したら幸せに感じるのか」に焦点を当ててコーチングしています。
キャリア相談と言われると多くの人は、年収アップや次のステージに進めるかというキャリアラダーを上がっていくことを想像してしまいます。
しかし、仕事におけるキャリアなんて人生のひとつのファクターでしかありません。
女性であれば結婚・出産などのライフイベントでキャリアが中断されてしまうこともあり、働きすぎて心を病んでしまう方もいます。
相談者の性別や年齢、パートナーの有無などによってその人にとっての人生の優先順位は異なるでしょう。
キャリアだけではなく「幸せな生活を実現するために仕事はどうあるべきか」について新しい気付きが得られるよう、いろいろな角度からアドバイスするよう心がけています。
最後に、キャリアに悩む相談者の方々にメッセージをお願いします。
キャリアの悩みというと「年収」「働き方」「自分にあった仕事」という観点で悩まれる方がほとんどです。
しかし、自分の生活や人生という大きな観点で見ると、どんな仕事をしている方が幸せかを考えた方が良いでしょう。
「年収をひたすら上げていった先に自分の生活が豊かになるのか」
「働く時間を短くすれば満足できるのか」
「自分にあった仕事は探せば出てくるのか」
このような質問をすると、多くの人は回答に窮してしまいます。
極端な質問のように思われるかもしれませんが、回答に窮するということは、本音の部分では実生活と仕事のバランスを取りながらキャリアを形成したいのでしょう。
そのため、私もキャリアの観点だけではなく、相談者様の生活や人生においてどんなキャリアが望ましいのかという観点を持ってアドバイスできればと考えています。
ぜひ、みなさんもキャリアについて考える際は「自分の生活を豊かにするキャリアは何だろうか?」という観点で見つめなおしてみると良いでしょう。
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