【年代別】キャリア形成の具体例とは?必要な5つのスキルや考え方を解説

「キャリア形成をするために、具体例を知りたい」

「ほかの人はキャリア形成をどのようにしているの?」

今の現状を変えたい方や将来が不安な方は、キャリア形成をしたいと悩んでいる方も多いでしょう。ただ、周りがキャリア形成をどうやっているのかわからないと、何をするべきか迷いますよね。

そこで本記事では、以下の内容を解説します。

  • キャリア形成の概要
  • 年代別のキャリア形成の具体例
  • キャリア形成に必要な5つのスキル・要素
  • キャリア形成のためにしておきたいこと
  • キャリア形成に役立つ相談サービス・公的制度 など

それぞれの内容を細かく説明するため、キャリア形成の悩みを解決できるでしょう。

キャリア形成の具体例を知り、今後のプランに活かしてください。

記事の監修者:高橋 秀誓
coachee株式会社 代表取締役 高橋 秀誓のプロフィール写真

高橋 秀誓
キャリアコンサルタント

coachee株式会社 代表取締役
国家資格キャリアコンサルタント
プロティアン認定ファシリテーター
キャリア相談プラットフォーム『coachee(コーチー)』運営者

明治大学卒業後、リテール、パーソルキャリア(旧インテリジェンス)を経て総合人材サービス会社に勤務。
求人広告、人材紹介、人材派遣、SESにおける、ソリューション提案、事業統括、会社設立等に従事。エグゼクティブ,Web,IT,SI.HRにおけるリクルーティング支援、キャリア形成支援を行う。
相談実績は3500人以上。

目次

キャリア形成とは?簡単に解説

キャリア形成とは、個人が仕事を通じて知識やスキルを積み重ね、自己実現を目指す一連のプロセスです。単に職務をこなすだけでなく、自身の「将来像」を具体的に描き、実現に向けて計画的に行動することが求められます。

キャリア形成はビジネスパーソンとしての成長はもちろん、一個人としてどのように生きていくかという人生の指針にも深く関わります。自分自身と向き合い、価値観や強みを見極めることにもつながるでしょう。

こうしたキャリア形成の重要性は、厚生労働省も支援しており、以下のような支援制度を設けています。

教育訓練給付制度一定の条件を満たす雇用保険の加入者に対し、キャリア形成に関する教育訓練の受講料を一部助成する制度
人材開発支援助成金企業が従業員のスキルアップを目的として教育訓練を実施する際、その費用や賃金の一部を助成する制度

公的なサービスだけでなく、民間のサービスも充実しているため、サポートを受けながら構築しましょう。

出典:キャリア形成支援|厚生労働省

求められる理由

キャリア形成が求められる理由は、主体的にキャリアの方向性を考える必要があるためです。かつての日本では、新卒一括採用や終身雇用が一般的でしたが、近年はこうした慣行が崩れつつあります。

年功序列に基づく昇進・昇格が保証されなくなった今、従業員は自ら能力開発に励み、主体的に選択していくことが重要です。

メリット

キャリア形成に取り組むと「自分にとって理想的な働き方とは何か」「実現のために何をすべきか」が明確になります。自身の価値観や適性に合った多様な働き方を選択できるようになるでしょう。

それに伴い、企業に依存するのではなく、自ら能力を磨き、市場で通用する人材になれます。転職やフリーランスへの移行など、さまざまなキャリアの選択肢が広がるのです。

また、スキルアップによって、企業内での昇進や昇格、専門職への転向など、より魅力的なポジションにつくチャンスも生まれます。仕事を通じて自己成長を遂げ、やりがいを感じられる働き方の実現が期待できるでしょう。

【年代別】キャリア形成の具体例

キャリア形成は、年代によってやるべきことが異なります。本項では、以下のキャリア形成の具体例を紹介します。

  • 20代のキャリア形成の具体例
  • 30代のキャリア形成の具体例
  • 40代のキャリア形成の具体例

以下の項で詳しく解説します。

20代のキャリア形成の具体例

20代は、社会人としてのスタートラインに立つ重要な時期です。入社後の研修やOJTを通じて、業界知識や専門スキルを徹底的に吸収しましょう。与えられた業務に積極的に取り組み、自分の強みや適性を見極めてください。

上司や先輩との良好な関係構築にも注力しましょう。日々の業務の中で、成長につながる的確なフィードバックを得られるよう心がけます。キャリア相談に乗ってくれるメンターを見つけるのも有効です。

加えて、裁量権の大きなプロジェクトにも積極的に関わりましょう。若いうちから、プロジェクトマネジメントやリーダーシップの経験を積むと、さらなる成長が期待できるでしょう。

30代のキャリア形成の具体例

30代は、キャリアの中盤に差し掛かる重要な時期と言えます。20代が個人の目標達成を中心としていたのに対し、30代では組織における目標達成が求められるようになります。それに伴い、業務の幅も広がっていくでしょう。

このフェーズでは、専門技術の習得とマネジメント経験の蓄積が重要なポイントです。職場では中間管理職を目指し、部下の育成や業務の最適化に取り組み、マネジメントスキルを磨いていきます。

並行して、自身のスキルや経験を棚卸しし、強みを生かせる分野への転職を検討するのも一案です。定期的にキャリアの棚卸しを行い、必要に応じて軌道修正を図りましょう。

また、30代は出産・育児を経験することも多い年代です。ワークライフバランスを重視したキャリアプランを立てましょう。仕事と家庭の両立を見据えた、長期的な視点をもってください。

40代のキャリア形成の具体例

40代になると、次期経営層へのステップアップが視野に入ってきます。戦略的思考力や意思決定力を鍛える環境に身を置き、経営の観点からも仕事を行いましょう。

ビジネス会計や経営戦略に関する知識の習得も欠かせません。自己学習に励み、トップマネジメントに必要なスキルを身につけていきましょう。

また、40代は人脈形成により注力すべき時期でもあります。社内外の関係者や異業種の経営責任者などとの交流を深めると、経営に携わる際や起業する場合に心強いサポートを得られるでしょう。

そのほかにも、自身のキャリアを見つめ直し、必要に応じてリスキリングにも取り組んでください。これまでの経験を活かしつつ、新たな分野へのチャレンジを恐れないことが大切です。変化の激しい時代を生き抜くには、柔軟な姿勢が求められます。

キャリア形成の具体例から学ぶ2つのポイント

先述した年代別のキャリア形成の具体例からは、大きく2つのポイントを学べます。

  • 状況に応じてキャリア形成の方法を考える
  • 定期的にキャリアを見直す

以下の項で詳しく解説するため、参考にしてみてください。

1.状況に応じてキャリア形成の方法を考える

キャリア形成の方法は、職種や年代、置かれている状況によって大きく異なります。画一的なアプローチではなく、自分の立ち位置に合わせた戦略を立ててください。

例えば、20代なら経験を積み、さまざまな業務にチャレンジすることが推奨されます。一方、30代や40代になると、マネジメント経験の蓄積やワークライフバランスの確保など、優先すべき事項が変わってきます。

ライフステージの変化に伴い、キャリアの軸足も柔軟にシフトさせていく必要があるでしょう。自分の強みや適性、ライフプランを見据えつつ、状況に合ったキャリア形成の方法を模索してください。

2.定期的にキャリアを見直す

キャリア形成においては、やりたいことや強みを活かせているのか、数ある選択肢の中から最適なものを選べているのかを見直しましょう。

特に、20代、30代などの節目や、キャリアに悩んでいる際には、下記の観点から立ち止まって自分のキャリアを俯瞰してみましょう。

  • 現状に満足しているか
  • 今後のキャリアビジョンは明確か
  • 必要なスキルは身についているか

そのうえで、必要に応じて軌道修正を図ります。場合によっては、思い切った転職や部署異動も選択肢に入れて考えてみるのも一つの方法です。変化の激しい時代においては、柔軟な姿勢でキャリアを見直し続けることが求められます。

キャリア形成に必要な5つのスキル・要素

キャリア形成に必要なスキル・要素は以下の5つです。

  • 基本的なビジネススキル
  • 業務遂行能力・課題解決スキル
  • 専門知識・スキル
  • マネジメントスキル
  • 自己を客観的に見るスキル

それぞれのスキルや要素が必要な理由を詳しく解説します。

1.基本的なビジネススキル

どのような職種でも、ビジネスパーソンとして基本的なビジネススキルを身につけましょう。キャリア形成の土台となる必須スキルであるためです。

具体的には、下記が挙げられます。

  • 社会人としての礼儀作法
  • 適切な挨拶
  • 丁寧な電話応対
  • ビジネスメール

業界や企業によって細かなルールは異なりますが、社会人としての基本姿勢は共通です。初歩的なビジネスマナーをしっかりと身につけ、好感をもたれる人材を目指しましょう。

2.業務遂行能力・課題解決スキル

キャリア形成においては、目標を明確に設定し達成に向けて計画を立て、着実行に移す業務遂行能力が求められます。

特に、やりたい仕事にチャレンジする際には、高い業務遂行能力が不可欠です。十分なスキルがなければ、満足のいく成果を残すことは難しいでしょう。

加えて、仕事上のトラブルは避けられないため、乗り越えるための課題解決力が問われます。臨機応変に対応し、問題を解決に導く柔軟な思考力を磨いておきましょう。

3.専門知識・スキル

各業界・職種には、それぞれ特有の専門知識やスキルがあります。キャリアアップを目指す際には、こうした専門性を身につけることが重要です。

例えば、ITエンジニアならプログラミングスキル、看護師や介護士なら専門資格が必要です。目指す仕事に応じて、求められる知識やスキルの習得が求められます。

専門性を磨くと、その分野における自分の市場価値が高まります。それにより、思い描いているプランを実現しやすくなります。

4.マネジメントスキル

キャリアを重ねるにつれ、マネジメントの役割が増えるため、チームメンバーをまとめ、プロジェクトを成功に導く力が求められるようになります。

マネジメントスキルを身につけると、リーダーシップを発揮し、組織に貢献できる人材へと成長していけるでしょう。部下の育成、業務の最適化、人材の適材適所の配置など、マネジメントの経験を通じて、自己成長が加速します。

したがって、徐々にマネジメント業務に携わる機会を増やしましょう。実践を通じて、リーダーとしての資質を磨いてください。

5.自己研鑽スキル

キャリア形成とは、常に自身の成長と向き合い、自発的に学び続けるプロセスであるため、自己研鑽スキルは重要です。

自分に足りないスキルや知識を分析し、習得するために努力を重ねる姿勢が求められます。

キャリア形成のためにしておきたいことの具体例

キャリア形成のためには、以下のようなことをしておくと良いでしょう。

  • 資格を取得する
  • 企業で受けられる研修を受ける
  • 副業を始める
  • 本を読む
  • 転職する
  • ネットワークを作る
  • 周りの人に相談する

資格取得や研修受講、読書など、自己投資に励んだり、視野を広げるためのネットワークを作ったりすることなども重要です。

本項では、キャリア形成に役立つ具体的な行動を詳しく解説します。

1.資格を取得する

自身のキャリアビジョンに合致する資格があれば、積極的に取得に挑戦しましょう。資格を取ると、専門分野の知識が身についていることを証明できるだけでなく、学習プロセスを通じて新たな気づきや学びを得られます。

資格取得をきっかけに、社内での昇進や配置転換、転職など、キャリアの選択肢が広がるケースも少なくありません。自分の市場価値を高め、より魅力的なポジションを狙うためにも、戦略的な資格取得を検討してみてください。

2.企業で受けられる研修を受ける

社内の研修制度や外部の職業訓練を活用し、スキルアップするのも効果的です。現在の業務に直結する内容はもちろん、スキルの幅を広げるための研修にも積極的に参加しましょう。

近年は、リスキリングとして、社会人の学び直しを推奨する環境が整ってきています。企業や自治体などから、提供される学びの機会を最大限に活用し、自己成長につなげていきましょう。

3.副業を始める

本業とは異なる仕事に携わると、新たなスキルや知識を習得できます。例えば、営業職の人がエンジニアの副業を行えば、ITスキルを身につけるチャンスになるでしょう。

そのほかにも、副業で得た経験やスキルが活きて、本業で管理職に抜擢されるといったケースもあります。直接関係のない仕事でも副業でのスキル習得で、本業に役立つ可能性があるのです。

本業と副業の相乗効果により、キャリアの選択肢を広げていけるでしょう。

4.本を読む

読書を通じて幅広い知識や教養を身につけると、キャリア形成につながります。自分の専門分野だけでなく、関連領域や全く異なる分野の書物にも目を通すことで、新たな視点やアイデアを得られるでしょう。

また、多様なジャンルの本を読み込むと、創造的な問題解決能力や柔軟な思考力を養えます。加えて、ビジネス書や専門書を選べば、キャリアアップに直結する知識やスキルの習得も期待できます。

5.転職する

時には、思い切った転職もキャリア形成の有効な手段となり得ます。転職を機に、自分の強みや働き方の希望を再確認し、それに合致する企業や職場を探せるでしょう。

また、現在の職場では得られない、より高度な仕事やポジションにチャレンジするチャンスにもなります。新たな環境に身を置くと、これまでとは異なる価値観や考え方に触れ、視野を広げられます。

6.ネットワークを作る

異業種交流会や勉強会への参加を通じて、多様なバックグラウンドをもつ人々との交流を深めることは、視野を広げるために欠かせません。自分とは異なる価値観や発想に触れることで、新たな気づきや学びを得られるでしょう。

特に、普段はあまり接点のない人々とのつながりをもつことで、予想外の情報や機会を得られます。これにより、多様な人脈を築けて、キャリアの選択肢を広げられるのです。

7.周りの人に相談する

キャリアに関する悩みを一人で抱え込まない点も大切です。信頼できる友人や先輩、メンターに相談することで、自分の考えを言語化し、客観的な意見を聞けます。それにより、新たな視点や気づきを得られるでしょう。

また、キャリアカウンセリングを受ければ、専門家からのアドバイスを得られます。自己分析や適性の理解、キャリアプランの作成など、さまざまな側面からサポートしてもらえるはずです。

coacheeでは、キャリアに悩んでいる方に向けて、ビジネス経験豊富なプロがアドバイスしてくれます。詳しくは、下記のページをチェックしてみてください。

キャリア形成の考え方の具体例4選

キャリア形成では具体的な行動だけでなく、考え方も重要です。

  • 周りと比較しない
  • Will・Can・Mustを考える
  • ポジティブに考えつつ具体的な計画を練る
  • やりたくないことも考える

特に、自分自身と向き合い、自分の価値観に沿ったキャリアを歩むためにも考え方をアップデートしておきましょう。

周りと比較しない

キャリア形成を進めるうえで重要なのは、他人との比較に囚われない点です。周囲に合わせるのではなく、自分の価値観に基づいて道を切り拓いていく姿勢が求められます。

例えば「組織のマネジメントを目指すべき」という風潮があったとしても、自分にその関心がないのであれば、無理に従う必要はありません。他人の物差しで自分の人生を測ることは、結果的に後悔につながりかねません。

自分らしいキャリアを築くために、周囲の声に惑わされず、自分の価値観に合った選択を取りましょう。

1.Will・Can・Mustを考える

キャリア形成を進めるうえで「Will」「Can」「Must」の3つの視点をもつことが有効です。

Will自分がやりたいこと、将来実現したいこと
Can自分ができること、もっている能力やスキル
Must周囲から求められること、自分がやるべきこと

「Will」では、仕事を通じて叶えたい夢や目標を明確にすることが大切です。

「Can」では、自分の強みを活かせる仕事を見つけます。

「Must」では、組織や社会のニーズに応えながら、自己実現を図っていくことが求められます。

この3つの視点をバランスよく考慮しながら、キャリアの方向性を定めていきましょう。

2.ポジティブに考えつつ具体的な計画を練る

キャリアを思い描く際「この道は難しそう」「あの資格は取得できないだろう」とネガティブになりがちな人もいるでしょう。しかし、できる限りポジティブに考えることが、キャリア形成の第一歩となります。

「自分ならできる」と前向きに捉えると、新たな挑戦への意欲が湧いてきます。「これもやってみたい」「あれにもチャレンジしたい」と、発想が広がっていくでしょう。

ただし、ポジティブな思考だけでは、目標の実現は難しいため、具体的な行動計画を立ててください。着実に一歩ずつ進んでいくと、理想のキャリアに近づいていけるはずです。

3.やりたくないことも考える

キャリアの方向性が定まらない場合、やりたくないことから考えてみるのも一つの方法です。

例えば「プレッシャーの強い職場は苦手」「毎月ノルマを課されるのは嫌だ」など、自分が避けたい仕事や環境を列挙してみましょう。これにより、逆説的に自分の理想とする働き方が見えてくるはずです。

やりたくないことを明確にすると、自己理解にもつながります。自分に合わない選択を選ばないことで、進むべき道が自ずと明らかになっていくのです。

【4ステップ】キャリア形成の流れ

本項では、キャリア形成の流れを以下のようにステップバイステップで解説します。

  1. 目指したい姿を考える
  2. 具体的なプランを考える
  3. 求められるスキルを考える
  4. スキルを身につける方法を考える

キャリア形成のためにやるべきことを細分化して、今できる内容から始めてみましょう。

1.目指したい姿を考える

キャリア形成において最も大切なのは、具体的な行動計画を立てる前に、ゴールとなる「理想の自分の姿」を明確にする点です。先述した「Will・Can・Must」の考え方を活用したり、目標とする人物を見つけたりするのが良いでしょう。

「5年後にはマネージャーとして部下の育成にあたりたい」「IT業界のエキスパートになりたい」など、なりたい自分像を具体的にイメージすることが、キャリア形成の第一歩となります。漠然とではなく、できる限り明確なビジョンを描きましょう。

2.具体的なプランを考える

キャリアのゴールが定まったら、次はその理想の姿を実現するための具体的なプランを練ります。なりたい自分になるのは何歳ごろかを決めて、逆算していつまでにどのような職務やポジションに就いていたいかを考えるのです。

例えば「30歳までに管理職としてのマネジメント経験を積みたい」といったように、達成したい年齢と、求められる役割をイメージします。目指す将来像がまだ漠然としているうちは、目の前の仕事に真摯に取り組み、自分の強みや適性を見極めることから始めましょう。

3.求められるスキルを考える

キャリアプランが固まったら、実現するために必要なスキルを洗い出します。多くの職種に共通して求められるのは、コミュニケーション能力やチームワーク、問題解決力などの汎用的なスキルです。

加えて、職種特有の専門スキルも欠かせません。例えば、エンジニアならプログラミング言語の習得が、デザイナーならデザイン思考や Adobe関連ソフトの使い方が求められるでしょう。自身のキャリアプランに照らし合わせて、習得すべきスキルを特定していきます。

4.スキルを身につける方法を考える

習得すべきスキルが明らかになったら、どのように身につけるかを考えます。資格取得を目指す場合は、1日の学習時間や受験時期、合格目標年度などを細かく設定しましょう。

また、実務を通じた学びも効果的です。社内の研修制度を活用したり、希望する部署へ異動したりすると、より実践的なスキルを身につけられるはずです。

キャリア形成に役立つ相談サービス・公的制度3選

「自分だけではキャリア形成に必要なことがわからない」という方には、以下のような相談サービスや公的制度をおすすめします。

  • coachee
  • キャリア形成サポートセンター
  • ポジウィルキャリア

専門家のアドバイスを得ることで、新たな視点や気づきを得られるはずです。本項では、キャリア形成に役立つ相談サービスや公的制度を3つ厳選してご紹介します。

1.coachee(コーチー)

coacheeは、転職・就職相談から副業・現職の悩み相談まで、キャリアに関する幅広い相談に応えてくれるサービスです。相談したい業界や職種で豊富なビジネス経験をもつコーチや、相談のプロフェッショナルが在籍しています。

就職や転職をゴールとするのではなく、理想のキャリアを実現するためのアドバイスが得られます。実際に、coacheeのコーチングを受けて、事務職からITエンジニアへの転職を成功させた利用者もいるなど、利用することでキャリア形成を成功につなげられます。

料金は1,000円からと手頃な価格なので、気軽に利用できるでしょう。キャリアプランについて相談してみたい方は、ぜひcoacheeをチェックしてみてください。

2.キャリア形成サポートセンター

キャリア形成サポートセンターは、キャリアコンサルティングを通じて、一人ひとりに寄り添いながら、主体的なキャリア形成やリスキリングを支援してくれる公的機関です。

「漠然とキャリアに不安を感じている」「今の職場でのやりがいや目標を整理したい」といった悩みを抱える方に最適です。キャリアコンサルタントとの対話を通じて、自分自身のこだわりや強み、価値観を再認識できるでしょう。

キャリアコンサルティングは無料で受けられるので、一度相談してみることをおすすめします。

3.ポジウィルキャリア

ポジウィルキャリアは、夢中になれる仕事を見つけるためのサービスです。独自の診断やワークを通じて自己理解を深めつつ、専属トレーナーとの1対1の面談を繰り返すことで、やりたいことが明確になるでしょう。

また、キャリア理論「4L理論」に基づき、仕事だけでなくプライベートも含めた人生全体を豊かにするキャリア設計を行っています。3万人以上の顧客データをもとに、一人ひとりに最適なプログラムを提供してくれます。

キャリアの方向性に迷っている方、自分らしい生き方を模索している方には、ポジウィルキャリアがおすすめです。

キャリア形成の具体例を参考に仕事への取り組み方を考えよう

キャリア形成とは、仕事を通じて経験やスキルを蓄積し、自己実現を追求していくプロセスを指します。メリットは、やるべきことが明確になり、自分の価値観に沿った人生を歩めるようになる点です。

20代なら自己の成長に重きをおき、30代はマネジメント経験を積むなど、年代によってもキャリア形成の具体例は異なります。自分の置かれている状況を考慮しながらキャリア形成をしましょう。

「キャリア形成について、何から考えていけば良いかわからない」と言う方には、coacheeをおすすめします。

coacheeは、転職・就職相談や副業・現職の悩みなど、キャリアに関する幅広い相談に応えてくれるサービスです。

豊富なビジネス経験をもっているコーチがあなたの状況を聞きながら、価値観ややりたいことを深掘りして、理想のキャリア実現をサポートしてくれます。

料金は1,000円~とお手頃なので、気になる方は利用してみてください。

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