【決定版】ロールモデルの見つけ方・決め方6ステップ|社内にいない時の対処法と活用術

「身近に尊敬できる人がいなくて、将来のキャリアが不安」
「ロールモデルをどうやって探せばいいのかわからない」
「社外の人を目標にしてもいいのかな?」
このようにお悩みではありませんか?ロールモデルが見つからない状態では、目指すべき方向性が定まらず、成長の実感も得にくくなってしまいます。
そこで本記事では、理想のロールモデルを見つける6つのステップや、社内にいない時の探し方のヒントを解説します。さらに、見つけた人物の思考や行動を自分のキャリアに活かす実践術についても紹介します。
自分だけの指針を持つことで、キャリアの迷いの解消につなげられるでしょう。
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自分に合ったロールモデルの見つけ方・決め方6ステップ

本章では、自分に合ったロールモデルを効率的に見つける6つのステップを解説します。
ステップ1:自己分析で「将来のビジョン」と「キャリアアンカー(ゆずれない価値観)」を言語化する
ロールモデル探しは、自分自身の内面と向き合うことから始まります。なぜなら、目指すべき将来のビジョンや、仕事でゆずれない価値観が明確になっていないと、目標とミスマッチする人物を選んでしまいやすいからです。
特に重要なのが「キャリアアンカー」と呼ばれる概念です。これは、仕事を選ぶうえで「これだけは絶対にゆずれない」という以下のような価値観や動機を指します。
- 専門性を極めたいのか
- 安定した生活を重視したいのか
- 人や社会に影響を与えるリーダーになりたいのか
自分が本当に大切にしたい軸を明確にしておくことで、表面的な成功や年収に惑わされずに、価値観が合う人物像を探し出せます。
もし、ご自身のキャリアプランが具体的に思い浮かばない場合は、以下の記事で年代別に重視すべきポイントを解説していますので、参考にしてみてください。
キャリアプランが思いつかない場合の考え方|年代別の重視すべきポイント
また、具体的な事例を交えながら考えたい方向けに、以下の記事で必要なスキルや考え方を紹介しています。
【年代別】キャリア形成の具体例とは?必要な5つのスキルや考え方を解説
ステップ2:まずは「身近」な社内の上司・先輩から候補を挙げる
自己分析によって「軸」が定まったら、身近な社内の人物に目を向けてみましょう。社内の人物は、組織の文化やビジネスモデルを理解しているため、行動や判断を自分に置き換えて観察しやすいメリットがあるからです。
特に、以下の先輩を候補にするのがおすすめです。
- 今の自分が目指す目標をすでに達成している人
- 自分より1〜2年先のキャリアを歩む先輩
数年先の未来を具体的にイメージしやすく、その人の現在のスキルや立ち振る舞いを真似るなど、具体的な行動に移しやすいでしょう。
日々の業務のなかで「この人のこの発言はかっこいい」「この人の仕事の進め方は真似したい」と感じる瞬間があれば、行動や経歴を詳しく調べてみてください。
ステップ3:視野を広げて社外・SNS・歴史上の人物などから探す
身近な社内に「こうなりたい」と思える人がいない場合は、視野を広げて社外に探しましょう。
社外に目を向けると、以下のように多種多様な生き方をしている人物に出会えます。
- 異業種で活躍する同世代
- キャリアを大きく変えて成功した人
- 社会的な課題解決に取り組む著名人など
書籍やビジネス系メディアのインタビュー記事、LinkedInやXなどのSNS発信は、その人のキャリアパスや思考を深くリサーチする有効な情報源となるでしょう。
また、実在する人物だけでなく、歴史上の偉人や、アニメ・ドラマのキャラクターの「困難への立ち向かい方」や「信念」を参考にすることも、生き方やマインド面での指針となります。
ステップ4:候補者の「尊敬できる点」と「合わない点」を仕分ける
ロールモデルを見つける際、その人物のすべてを肯定し、真似しようとすると挫折しやすくなります。完璧な人は存在しないからです。
そのため、候補者の「取り入れたい点」と「自分には合わない点」を以下のように選別することが重要です。
- Aさんは営業力は抜群だが、部下への指導法は時代遅れで合わない
- Bさんはワークライフバランスは理想的だが、専門性という点では物足りない
この作業により、優れたスキルや振る舞いだけを抽出できます。
ステップ5:ロールモデルを複数人用意する
ロールモデルを探す際は、一人の「完璧な理想像」を追い求める必要はありません。むしろ、以下のように複数の人物から「良いところ取り」をして、自分専用の目標像を作り上げる方法が現実的です。
| 仕事の専門スキル | 業界で成果を出している外部の著名な専門家 |
| マネジメント力 | 異なる部署だが部下からの信頼が厚い社内のリーダー |
| 家庭との両立 | 「定時退社」を徹底しながらキャリアを築く同僚 |
| 人生のスタンス | 困難に立ち向かう姿勢が素晴らしい歴史上の人物の信念 |
このように要素を分割して考えることで、身近な先輩から歴史上の偉人まで、幅広い分野から学びを得ることが可能になります。
なお、複数の候補者を整理する際は、生成AIを活用してそれぞれの人物の長所を分析させるのも一つの手です。
※ただし、実在する人物の情報を入力する場合は、氏名などの個人情報は伏せ「30代・IT企業勤務・営業職」といった属性情報に留めるなど、プライバシーの保護に十分注意してください。
ステップ6:対象となるロールモデルを観察する
ロールモデル候補を絞り込んだら、より深い観察と分析に入ります。ここでは、ロールモデルの「表面的な成果」だけでなく、裏にある「行動や思考のプロセス」に焦点を当てて情報を集めることが重要です。
身近な人であれば、以下のような日々の細かな振る舞いを観察してください。
- 仕事の優先順位のつけ方
- 会議で発言するタイミング、発言内容
- 部下への接し方など
社外の人であれば、著書やインタビュー、SNSの投稿から、発言の裏にある「価値観」や「過去にどのような理由で決断を下したか」を読み解きます。
観察によって得られた発見は、単に眺めるだけでなく「行動リスト」として書き出しましょう。例えば「Aさんのように、会議の冒頭3分で全体の目的を再定義する」といった具体的なアクションにまで落とし込むことが大切です。
このように、相手の思考の癖を自分にインストールするプロセスを経ることで、未知のトラブルに直面した際も「あの人ならこう動くはずだ」という明確な指針を持てるようになります。その結果、手探りの状態で迷う時間が減り、成果を出すまでのスピードを劇的に高められるでしょう。
ロールモデルが見つからない・いない時の探し方・ヒント

ここでは、ロールモデルが見つからないときの探し方のヒントを紹介します。
「嫉妬」する相手から自分の本音を逆算する
身近な相手やSNS上の知人に「嫉妬」を感じたときは、自分の本音を知る絶好の機会だといえます。なぜなら、嫉妬という感情は「自分も本当はそうなりたい」と願っている理想の姿を、鏡のように映し出しているからです。
全く興味がない分野の人に対して、人は嫉妬を感じません。心がざわつくのは、相手が「自分が手に入れたいもの」を既に持っているからです。
したがって、以下の手順で自分の本音を深掘りしてみてください。
| 1.感情の対象を特定する | 相手の「何」が羨ましいのか(年収、働き方、発言力など)を書き出す |
| 2.価値観に変換する | 「自由な働き方」に惹かれたなら、自分は「自律性」を重視していると定義する |
| 3.ロールモデルに据える | 「羨ましい要素」を、自分のロールモデルのパーツとして採用する |
ネガティブに捉えがちな感情を「理想を感知するセンサー」として活用することで、心から納得できる自分だけのロールモデルが見えてくるはずです。
「反面教師(なりたくない人)」から理想を定義する
身近な職場に尊敬できる人が一人もいない場合、あえて「こうはなりたくない」という人物、すなわち「反面教師」から学ぶ方法があります。これを「アンチ・ロールモデル」と呼びます。
やり方はシンプルです。まず、反面教師となる人物の嫌な部分をリストアップします。「期限を守らない」「部下に高圧的だ」「いつも疲れた顔をしている」といった具合です。
次に、それらをすべて理想の振る舞いへと変換してみましょう。
- 期限を守らない → 常に余裕を持って前倒しで行動する
- 部下に高圧的だ → 誰に対しても穏やかに接する
このように変換することで「自分はどう振る舞うべきか」という行動指針が浮かび上がってきます。
期間限定で気軽に対象を変えてみる
ロールモデルを「一生の師匠」や「人生のメンター」といった重い存在として捉えすぎると「選び間違えたらどうしよう」という心理的なハードルが高くなってしまいます。現代のビジネス環境は変化が早いため、一人の人物に固執し続ける必要はありません。
そこで、期間限定でロールモデルを設定してみましょう。
たとえば、以下のように割り切ります。
- プロジェクト期間中だけ、目標達成のスキルを持つ先輩をモデルにする
- 次の3ヶ月間だけ、マーケティングスキルを習得する他社の専門家を観察する
このように対象を限定することで、特定のスキルや価値観を効率よく吸収できるようになります。
キャリアコーチングやAI診断を活用して客観的な視点を得る
自分一人でロールモデルを探そうとすると「今の自分が知っている範囲」でしか候補者を見つけられません。もし、理想の人物像が描けないのであれば、キャリアコーチングやAI診断を活用して、客観的な視点を取り入れるのが近道です。
プロのコーチとの対話や診断ツールによる自己分析を経ることで、自分が無意識に重視している価値観や強みが明確になります。目指すべき方向性が定まれば、どの業界や職種の人物をモデルにすべきかという条件が具体的になり、探すべき対象を迷わず絞り込めるようになるでしょう。
特におすすめなのが、キャリア相談サービスの「coachee(コーチー)」です。
coacheeでは、経験豊富なコーチにオンラインで気軽に相談ができ、客観的なアドバイスをもらえます。視野を広げ、思いがけない分野でロールモデルが見つかるきっかけになるでしょう。
見つけたロールモデルをキャリアに活かす実践的活用術

ロールモデルを見つけることはスタートラインに過ぎません。その人物を目標達成のための「羅針盤」として参考とし、行動へ落とし込むことができなければ、効果は薄れてしまいます。
本章では、見つけたロールモデルを自己成長につなげる活用術を解説します。
行動や思考プロセスを徹底的に真似る
ロールモデルの力を借りて最短で成長するには、表面的な「行動」だけでなく、裏側にある「思考プロセス」までをセットで模倣しましょう。心理学の世界では「モデリング」と呼び、成果を出している人の視点や習慣を自分にインストールする手法として知られています。
例えば、ロールモデルが「会議で常に簡潔に発言している」という特徴を持つ場合、単に言葉を短くするだけでは不十分です。真似るべきなのは、以下のような発言に至るまでの「裏側の作業」です。
- 準備の視点:事前に議題をどのように構造化して整理しているか
- 判断の基準:何を最も重要な論点だと捉えて、言葉を絞り込んでいるか
このように、目に見える振る舞いの「根拠」となる考え方を真似ることで、自分の性格や資質が相手と異なっていても、汎用的なスキルとして習得できるようになります。
「もしあの人ならどうするか?」を判断基準にする
困難な状況や二者択一の選択に迷った際は、自分自身の「迷い」をロールモデルの「判断軸」に置き換えて考えてみましょう。
やり方は、判断に迷った瞬間に立ち止まり「目指す成果を出し続けているAさんなら、この場面で何を捨て、何を最優先するだろうか?」と自問するだけです。
自分一人で考えると、どうしても「失敗したくない」「楽をしたい」といった目先の感情に流されやすくなります。しかし、あえて「憧れのあの人の視点」を借りることで、今の自分が取るべき「理想に近い選択肢」を引き出せるようになります。
この思考訓練を繰り返すと、次第にモデルの判断基準が自分自身の「思考」として定着していきます。
定期的に振り返りを行い、ロールモデルとのギャップを修正する
ロールモデルを設定した後は、定期的に自分自身の立ち位置を振り返る習慣を持ちましょう。人は成長するにつれて目指すべき方向や価値観も変化するため、その時々の自分に合った目標像を見直す必要があるからです。
たとえば、半年に一度は以下の視点で現状を整理してみてください。
- 現在、自分が真似できている行動は何か
- まだ真似できていない行動や思考はどこか
このように自分との差(ギャップ)を客観的に確認することで、今の自分にはない新しい「パーツ」を追加したり、目標を次のステップへ引き上げたりといった判断が可能になります。
自分だけのロールモデルを見つけてキャリアを切り拓こう

ロールモデルを見つける際は、自身の価値観を明確にし、身近な人物や社外の多様な層から候補を挙げてみましょう。
ただし、社内に目指すべき人がいない環境では、客観的に自分を分析して理想の姿を描くことは簡単ではありません。
もし「自分にはどんなロールモデルが必要なのかわからない」「社外で理想の人物をどう探せばいいか迷っている」とお悩みなら、キャリア相談プラットフォーム「coachee(コーチー)」が力になります。
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