BASEで稼ぐことはできるの?メリットやデメリット、稼ぐためのコツを紹介
高橋 秀誓
キャリアコンサルタント
coachee株式会社 代表取締役
国家資格キャリアコンサルタント
プロティアン認定ファシリテーター
キャリア相談プラットフォーム『coachee(コーチー)』運営者
明治大学卒業後、リテール、パーソルキャリア(旧インテリジェンス)を経て総合人材サービス会社に勤務。
求人広告、人材紹介、人材派遣、SESにおける、ソリューション提案、事業統括、会社設立等に従事。エグゼクティブ,Web,IT,SI.HRにおけるリクルーティング支援、キャリア形成支援を行う。
相談実績は3500人以上。
物販ビジネスに興味を持っている方の中には、BASEを使ってみたいと考えている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、BASEとは一体何なのか、メリットやデメリットはあるのか、どうすれば稼げるのかということについて、詳しく解説していきます。
BASEって一体どんなサービス?
BASEというのは、無料で自分のショップが作れるサイトです。
ネットショップを作成する場合、通常は商品代金を決済するための「ショッピングカート」を導入しなければなりません。
ショッピングカートの導入にはそれなりのコストがかかってしまうのですが、BASEではショッピングカートもセットで提供してくれているため、初心者でも気軽に自分だけのお店を開設することができるのです。
BASEを利用するメリットは?
では次に、BASEを利用するメリットについて、詳しく見ていきましょう。
オリジナル作品を作れる
BASEでは、デザインを落とし込むだけで簡単にオリジナル作品を作成できるサービスがあります。
- Tシャツ
- マグカップ
- スマホケース
- キャップ
など、様々なオリジナルアイテムを作成できるため、集客の問題を解決することができれば、効率よく販売できるようになるのです。
また、スマホからでも簡単に操作が行えますので、
- パソコンが苦手な方
- パソコンを持っていない方
でも安心です。
在庫を持たなくても良い
物販ビジネスに挑戦したいと考えている方の中には、
「在庫を抱えたくない」
と思っている方もいるでしょう。
先ほど紹介した、オリジナルアイテムの作成機能を活用することによって、1からオリジナルアイテムを作成し、販売することができますので、無駄な在庫を抱えることなく運営していけるようになるのです。
中には、お客さんから注文が入った段階でアイテムの作成に取り掛かるという方もいますので、効率的にビジネスを展開していきたいと考えている方にも最適です。
初期費用がかからない
BASEは登録料や利用料金が一切かかりません。
ネットショップの開設を完全無料で行えるのは、利用者にとってはかなりありがたい話です。
こう聞くと、
「BASEはどこから利益を上げているの?」
という疑問を抱える方もいるでしょう。
BASEは、商品が売れた時に利用者から徴収する「手数料」によって利益を上げています。
言い換えれば、手数料以外は一切費用がかからないということになりますので、コストを抑えて運営したいと考えている方は是非活用してみてください。
BASEにもデメリットがある?
では次に、BASEのデメリットについて詳しく解説していきます。
手数料が発生する
先ほど紹介したように、BASEは利用料や登録料が無料である代わりに、手数料が発生します。
具体的には、
- 決済手数料→3.6%+40円
- サービス利用料→3.0%
が発生してきますので、合計6.6%+40円の手数料が発生してくる計算になります。
こう聞くと、
「高いなー。」
と感じてしまうかもしれませんが、フリマアプリやクラウドソーシングサービスでは、10%から20%の手数料を取られることもありますので、かなり安い金額と言えるのです。
集客を自分で行う必要がある
BASEでネットショップを開設し、効率よく商品を販売していくためには、集客方法をしっかりと考えなければなりません。
商品作りや価格設定に意識を取られてしまう方も多いのですが、どれだけ質の高い商品を作ったとしても、それを見てくれるお客さんがいなければ意味がないのです。
BASEでしっかりと売り上げを立てるためにも、SNSやブログなどを駆使しながら集客についてもしっかりと考えていきましょう。
副業初心者がBASEで稼ぐコツは?
では次に、副業初心者やビジネス初心者が、BASEで効率的に稼ぐコツについて詳しく解説していきます。
商品を厳選する
ネットショップで稼ぐためには、仕入れる商品を厳選する必要があります。
オリジナル商品を作成して販売する場合はまた別ですが、既存商品を仕入れて、高く売るという戦略を取る場合、いかにオリジナリティの高い商品を仕入れられるかが勝負になってくるのです。
中には、
「たくさんのお客さんに購入してもらいたい」
と考えて、様々なジャンルの商品を同時に取り扱ってしまう方もいるのですが、これではショップの個性をアピールすることができず、誰からも注目してもらえなくなります。
BASEで効率的に稼ぎたいと考えているのであれば、ショップのコンセプトやターゲットをしっかりと決めて、狙っているターゲットに刺さるような商品をピンポイントで仕入れていかなければなりません。
ショップの知名度が高くなり、ある程度売り上げが安定してくるようになったら、少しずつジャンルを広げていくと良いでしょう。
SNSを使って集客を行う
先ほども解説したように、BASEで物販ビジネスを行う場合は、SNSなどを使って集客を行うことが大切です。
BASEには数えきれないほどのショップがありますので、集客に力を入れないと他のショップに埋もれてしまうのです。
ツイッターやインスタグラム、ブログなどを活用すれば、簡単に宣伝を行うことができますので、是非活用してみてください。
リピーター作りを意識する
BASEに限った話ではありませんが、ビジネスを成功させるためには、リピーターやファン作りを意識することが大切です。
新規のお客さんを集めてくるというのも大切なのですが、リピーターやファンの方が増えてくれば、安定した売り上げが立ちやすくなります。
こう聞くと、
「どうすればリピーターになってくれるんだろう」
という疑問を抱える方もいると思いますが、リピーター作り、ファン作りの方法は人それぞれです。
発送の際に手紙を入れる方もいれば、プラスアルファの商品を無料でサービスするショップもあります。
大切なのは、他のショップと差別化を図ることですので、オリジナルのサービスを考案して、リピーターやファンを獲得していきましょう。
BASEでよく売れる商品はどれ?
では最後に、BASEでよく売れる商品をいくつか紹介していきます。
取り扱う商品で悩んでいる方は、是非参考にしてみてください。
ハンドメイド
BASEでは、ハンドメイド作品がよく売れています。
ハンドメイド作品というのは、世界に1つだけしか存在せず、どこでも買えるものではありません。
そのため、価格競争が起こりにくく、お客さんにも希少価値を伝えやすいため、稼ぎやすい商品となるのです。
デジタルデータ
BASEでは、有形商品だけではなく、デジタルデータなどの無形商品を販売することもできます。
例えば、
- 写真
- 動画
- 音楽
などのデジタルデータも販売可能となっていて、意外とこの無形商品が売れ筋となっているのです。
デジタルデータをはじめとする無形商品が売れれば、売上額のほとんどが利益になりますので、効率よく稼げるようになります。
輸入品
BASEでは、海外から輸入した商品も良く売れています。
国内で流通している物は、行ってしまえばどこでも買えるため、あまり希少価値がありません。
しかし、海外から輸入したアイテムであれば、希少価値をアピールしやすくなりますので、売上に繋げやすくなるのです。
まとめ
BASEというのは、誰でも簡単に無料でネットショップを開設できるサービスです。
BASEを活用することによって、オリジナル商品を販売したり、ハンドメイド商品を販売したりできるようになります。
また、デジタルデータなどの無形商品も販売することができますので、利便性はかなり高いと言えます。
ただし、BASEにはたくさんのショップがあり、適当に運営していても稼ぐことはできませんので、今回紹介したことを参考にしながら、
- 集客方法
- 扱う商品
- 他ショップとの差別化
をしっかりと考えていくようにしましょう。