DINKsとは?メリット・デメリットや後悔しないキャリアを実現する方法

「DINKsって最近よく聞くけれど、実際どんな生き方なんだろう」
「DINKsを選んで後悔しないか不安がある…
このように感じている方もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、DINKsの意味やメリット・デメリット、DINKsならではのキャリア設計のポイントを解説します。ぜひ最後まで読んでみてください。
DINKs当事者としてキャリアの方向性に悩んでいる方は、プロ人材にキャリアについて相談できる「coacheeスキルシェア」の活用もご検討ください。経験豊富なコーチが、あなたの状況や価値観に合わせたサポートを行います。
DINKsとは?
まずはDINKsの基本的な意味から整理していきましょう。DINKsは「ディンクス」と読み、英語の「Double Income No Kids」の頭文字をとった言葉です。共働きで、意識的に子どもをもたない選択をした夫婦やカップルのライフスタイルを指します。
ポイントは「意識的に子どもをもたない選択をしている」という点です。単に子どもがいない共働き夫婦を広く指すのではなく、夫婦で話し合ったうえで子どもをもたない生き方を選んでいるケースがDINKsにあたります。
近年はライフスタイルや価値観の多様化にともない、DINKsという生き方を選ぶ夫婦が増えています。
DEWKsとの違い
DINKsと似た用語に「DEWKs(デュークス)」があります。DEWKsは「Dual Employed With Kids」の略で、共働きかつ子どもがいる夫婦を指す言葉です。DINKsとの違いは「子どもの有無」にあります。以下の表に、関連する用語をまとめました。
| 用語 | 読み方 | 意味 |
| DINKs | ディンクス | 共働き・子どもなし |
| DEWKs | デュークス | 共働き・子どもあり |
| SINKs | シンクス | 一人収入・子どもなし |
ライフスタイルの分類にはさまざまな用語が存在します。
DINKsを選択する人の理由
DINKsを選択する理由は夫婦によってさまざまですが、一般的には以下のようなものが挙げられます。
- 夫婦それぞれが仕事に打ち込みたい
- 経済的なゆとりを確保し、趣味や自己投資に充てたい
- 夫婦2人の時間を大切にしたい
- 子育て以外の形で社会に貢献したい
- 健康面やライフプランを踏まえて夫婦で話し合った結果
どの理由にも共通しているのは「自分たちにとって納得できる生き方を選んでいる」という点です。周囲の価値観に流されるのではなく、夫婦で対話を重ねたうえで出した結論だからこそ、DINKsという選択に意味があります。
一方で、家庭とキャリアのバランスに悩みを抱える方もいるでしょう。「DINKsとしてキャリアをどう設計していけばよいのか」と迷いがある方は、キャリア相談のプロに話を聞いてみてはいかがでしょうか。
DINKs世帯の割合
「DINKsは増えているの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、夫婦のみ世帯の割合は1986年時点で14.4%でした。しかし2024年には24.7%まで増加しており、約40年間でほぼ倍近くに伸びています。

引用:2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省
なお、この統計は「夫婦のみ世帯」全体の数値であり、DINKsに限定したデータではありません。子どもが独立した夫婦なども含まれる点には注意が必要です。とはいえ、共働きで子どもをもたない夫婦が増えている傾向を示す1つの指標として参考になるでしょう。
DINKsを選ぶメリット
DINKsを選ぶメリットを見ていきましょう。
経済的な余裕が生まれやすい
DINKsは夫婦2人分の収入がある一方で、子育てにかかる費用が発生しません。そのため、可処分所得が高くなりやすい傾向があります。経済面で具体的に有利になるポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 教育費の負担がない
- 急な出費にも対応しやすい
- 老後資金を早い段階から積み立てられる
- 貯蓄や投資に回せる金額が大きい
- 資格取得やスキルアップなどの自己投資に充てやすい
経済的なゆとりがあることで、将来の選択肢が広がりやすくなります。ただし「余裕がある=安心」とは限らないため、計画的な家計管理は欠かせません。この点はデメリットのセクションで詳しく触れます。
夫婦それぞれのキャリアを追いやすい
DINKsの場合、育児による離職や時短勤務がないため、夫婦がそれぞれキャリアアップの機会を追いやすくなります。たとえば、以下のような行動に踏み切りやすいのもDINKsの特徴です。
- 転勤や異動の打診を受け入れやすい
- 資格取得やスキルアップに時間を使える
- 転職・副業・独立といったキャリアチェンジを検討しやすい
夫婦のどちらかが新しい挑戦をする際にも、もう一方の収入で生活を支えられるため、リスクを抑えた状態でチャレンジできる点は大きな強みといえるでしょう。
関連記事:【年代別】キャリア形成の具体例とは?必要な5つのスキルや考え方を解説
時間と行動の自由度が高い
子どもの送迎や行事に合わせてスケジュールを組む必要がないため、時間の使い方を夫婦2人で自由に決められます。
平日の仕事終わりに趣味の時間を確保したり、週末に旅行へ出かけたりと、行動の選択肢が広いのもDINKsならではのメリットです。自己投資や学び直しにまとまった時間を充てられるため、中長期的なキャリア形成にもプラスに働きやすくなります。
ライフスタイルを柔軟に変えられる
DINKsは家族構成がシンプルなぶん、ライフスタイルの変化に対して柔軟に対処しやすいです。
たとえば週末婚や別居婚、海外移住といった選択肢も現実的に検討しやすくなります。夫婦どちらかの転職や独立にともなう引っ越しも、子どもの転校を心配する必要がないため、判断のハードルが下がるでしょう。
ライフステージや価値観の変化に合わせて方針を見直しやすいのは、身軽なDINKsだからこそ得られる強みです。
DINKsを選ぶデメリット
一方で、DINKsだからこそ悩んだり後悔したりする場合もあります。
将来への漠然とした不安が生まれやすい
DINKsとして生活する中で、将来に対する漠然とした不安を感じる方は珍しくありません。
たとえば「老後に夫婦のどちらかが先に亡くなったら、一人で暮らしていけるだろうか」「病気や介護が必要になったとき、誰に頼ればよいのか」といった不安を覚えるケースがあります。
ふとした瞬間に「子どもがいれば心強かったかもしれない」と感じることもあるでしょう。ただし、こうした不安は事前の準備によって和らげられます。老後の生活資金の計画を立てたり、地域のコミュニティとのつながりを意識したりすることで、将来への備えは十分に可能です。
不安を感じること自体は自然なことなので、漠然としたまま放置せず、具体的な対策に落とし込んでいくことが大切です。
価値観が変化したときに揺らぎやすい
DINKsを選んだ時点では夫婦の意見が一致していても、年齢や環境の変化にともない価値観が変わる可能性はあります。
たとえば、周囲の友人が子育てを始めた姿を見て「やっぱり子どもが欲しい」と感じるケースや、キャリアの転機をきっかけにライフプランを見直したくなるケースが考えられます。こうした変化は自然なものですが、夫婦間で価値観にズレが生じると、関係性に影響が出やすくなります。
大切なのは、DINKsという選択を「一度決めたら変えられないもの」と捉えないことです。定期的に夫婦で将来について話し合い、お互いの考えをすり合わせる時間を設けることで、価値観の変化にも柔軟に対応しやすくなるでしょう。
家計管理がルーズになりがち
夫婦2人分の収入があり子育て費用もかからないDINKsは、経済的な余裕がある反面、支出管理への意識が薄れやすい傾向があります。
「使えるお金がある」という状況が「使っていい」という感覚に変わってしまうと、気づかないうちに貯蓄が進まないまま時間が過ぎてしまうことがあります。
こうした事態を防ぐためには、夫婦で家計のルールを明確にしておくことが大切です。たとえば、以下のような取り組みがおすすめです。
- 毎月の貯蓄額や投資額を先に決めておく
- 生活費・個人の自由費・共有の貯蓄を分けて管理する
- 半年に1回など、定期的に家計の振り返りを行う
ルールを設けることで、経済的な余裕を「将来の安心」に変えていけるでしょう。
老後の備えを意識しにくい
DINKsは子どもに老後のサポートを期待できないぶん、自助努力による備えが欠かせません。しかし実際には、日々の生活に余裕があるからこそ「まだ先のこと」と後回しにしてしまいがちです。
老後の備えは早く始めるほど選択肢が広がります。たとえばiDeCoやNISAといった税制優遇のある制度を活用すれば、無理のない範囲で資産形成を進められます。
「何から手をつければよいかわからない」という場合は、まず夫婦で老後に必要な生活費の目安を共有するところから始めてみてはいかがでしょうか。具体的な数字をもとに話し合うことで、漠然とした不安が計画的な行動に変わっていきます。
DINKsとして満足度の高い生活を送るために大切なこと
DINKsのメリットを活かしつつデメリットに備えるには、「夫婦間の対話」「資産形成」「社会とのつながり」の3つを意識しておくことが大切です。
まず、お金やキャリア、老後、住まいといったテーマについて、年に1回はライフプランを夫婦で見直す習慣をもちましょう。価値観は時間とともに変化するため、定期的にすり合わせることでズレを早い段階で修正しやすくなります。
また、子どもに頼れないDINKsにとって、老後の備えは自助努力が基本です。iDeCoやNISAなどの税制優遇制度を活用しながら、早い段階から資産形成の計画を立てておくと、将来への漠然とした不安を具体的な行動に変えていけます。
さらに、子育てを通じたコミュニティに参加する機会が少ないぶん、趣味や地域活動、オンラインコミュニティなどを通じて、意識的に外とのつながりをつくることも重要です。複数の居場所をもつことで、精神的な安定感が生まれやすくなるでしょう。
どれも特別なことではありませんが、意識しないまま時間が過ぎてしまいがちなポイントです。夫婦で定期的に話し合う機会を設けるところから始めてみてください。
DINKsが陥りやすいキャリアの悩み
DINKsは子育てによる制約が少ないぶん、キャリアに本気で向き合える環境にあります。時短勤務の必要がなく、勤務地の制約も少ないため、転職・副業・独立・留学などにタイミングを選ばず挑戦しやすいのは大きな強みです。
しかし「自由すぎて、かえって方向性が見えなくなる」という逆説的な悩みを抱えるケースも珍しくありません。選択肢が多いからこそ「結局何をすればいいかわからない」という状態に陥りやすく、同じDINKsとしてキャリアを歩むロールモデルが身近に少ないことも、孤独感を強める要因になりがちです。
だからこそ、一人で抱え込まず、キャリアの専門家に相談してみることが有効な選択肢になります。第三者の視点を取り入れることで、自分では気づけなかった方向性が見えてくる可能性があるでしょう。
DINKsで今後の仕事やキャリアに悩んでいる人はcoacheeに相談してみませんか?
「キャリアの方向性を誰かに相談したいけれど、どこに頼ればいいかわからない」
このような方におすすめなのが、キャリア相談に特化したプラットフォーム「coachee(コーチー)」です。coacheeでは、転職・副業・独立といったキャリアの課題について、専門性の高いコーチに相談できます。
coacheeで活躍するキャリアコーチ「yasu」さんは、次のようなメッセージを発信しています。
『「自分らしいキャリア」について、年収や働き方といった条件だけで判断していませんか。面談では相談者の「本当はどうしたいのか」という本音を引き出すことを重視します。人生設計やライフステージを踏まえた「幸せな生活」に焦点を当てたコーチングを行います。』
DINKsとしてキャリアに悩んでいる方こそ、第三者の視点を取り入れることで新たな気づきが得られるかもしれません。まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
関連記事:年収や働き方だけにとらわれないキャリア選び|本音を引き出すコーチングから得られること
キャリアに悩んだ人がcoacheeを活用してうまくいった事例
ここからは、キャリアに悩んだ人がcoacheeを活用してポジティブな行動を起こせた人の事例をご紹介します。
孤独な在宅勤務とパワハラの狭間で転職を決断した事例
hiroさんは、取引先からのパワハラをきっかけに転職を考え始めました。しかし完全在宅勤務で相談相手がおらず「嫌なことから逃げているだけではないか」という不安を一人で抱えていたそうです。
そこでcoacheeを通じてキャリアコンサルタントに相談したところ、自分の状況を客観的に受け止めてもらえたことで気持ちが軽くなり、転職活動に前向きに取り組めるようになりました。
また、転職先が決まった後に退職手続きでトラブルが発生した際も、コンサルタントに相談しながら冷静に対処できたといいます。hiroさんは「困ったら相談できる存在がいるだけで、気持ちが軽くなり次のステップにも前向きに進めた」と語っています。
関連記事:孤独な在宅勤務とパワハラの狭間で──転職に悩んだ私が、自分らしいキャリアを見つけた道のり
事務職からITエンジニアへ──納得のいく転職を実現した事例
井上さんは事務職の契約社員として働いていましたが、給料の低さや残業の多さに不満を感じ、ITエンジニアへの転職を決意しました。「自分が納得のいく転職をしたい」という思いから、coacheeでキャリアコーチに相談を始めたそうです。
コーチングを通じて、それまで意識していなかった「業態研究」の視点を得たことで、自分に合った働き方を納得して選べるようになりました。さらに、コーチから「独学力」を強みとして挙げてもらったことが自信につながり、その軸で転職活動を進めた結果、希望どおりのPythonエンジニアとして内定を獲得しています。
井上さんは「いろいろな可能性の中から自分にとってベストな選択をしたい方にとって、coacheeはありがたいサービス」と振り返っています。
関連記事:納得のいく転職がしたい!事務職からITエンジニアに転職するまでの軌跡
DINKsのキャリアの悩みはcoacheeに相談を
本記事では、DINKsの意味やメリット・デメリット、そしてDINKsだからこそ意識したいキャリア設計のポイントを解説しました。
DINKsは自由度が高い生き方だからこそ、キャリアの方向性に迷いやすい面があります。一人で悩みを抱え込まず、第三者の意見も取り入れることで、より納得感のあるキャリアや人生を歩みやすくなるでしょう。
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