coachee利用者が語る 〜第二新卒でスキルなし・未経験の業界へ転職した体験談〜

皆さんは大学卒業後に入社した会社に対して、ネガティブな気持ちを抱いた経験はありますか。

就職活動に苦戦し、なかなか思うような結果が得られなかった人に限らず、希望通り第一志望の企業に入社した人であっても、一度は会社に対して悩みを持ったことがあるのではないでしょうか。

実際私も、入社した会社での働き方と自分が思い描く理想の働き方とのギャップに悩み、3年目で退社を決意。

入社後3年間は第二新卒の転職が可能だったため、第二新卒枠で未経験の業種・職種へキャリアチェンジしました。

今回は当時を振り返ってみて、今だから思う第二新卒で転職するメリットやデメリット、転職したあとの後悔についてお話しします。

この記事を書いた人


果穂


食品メーカーに勤務し、営業や開発の経験を積む。
その後、IT・Web業界へキャリアチェンジを成功させる。

目次

第二新卒で転職した理由は?

大学時代の就職活動時の私は、明確なキャリアビジョンを持っていなかったため、なんとなく興味のあった化粧品・食品業界に絞り就職活動を行っていました。

しかし、当時志望度が高かった企業からはことごとく振られてしまい、就職活動はほぼ完敗。なんとかご縁をいただいた食品メーカーへ就職することになりました。

ただ社会人として仕事に取り組むなかで、徐々に今後の自分の仕事や目標について考えるようになり、それがかなう業界への転職を目指すことに。

第二新卒であればスキルなし・経験なしでもチャレンジしやすい求人が多かったので、なんとしても新卒3年以内に転職しようと転職活動に奮闘。その結果、無事希望していたIT業界へのキャリアチェンジ転職が実現しました。

転職エージェント?転職サイト?第二新卒の転職活動で使ってたサービスは?

私は当時、転職エージェントと転職サイトのどちらも活用していました。

最終的に転職エージェント経由でご紹介いただいた会社へ入社することを決めましたが、より多くの求人情報を収集するため転職サイトにも登録し、気になる求人に自分で応募したことや、なかには企業のホームページから直接応募したことも。

複数のサービスを同時に活用してもとくに問題はなかったため、より視野を広げるという点でどちらも登録したほうが良いように感じます。

個人的な意見としてエージェント経由での応募であれば代わりに面接日時などのやりとりをしていただけるので、仕事をしながら転職活動した私にとってありがたいサービスでした。

具体的な第二新卒におすすめの転職エージェントや転職サイトについては、ぜひ以下の記事を参考にしてみてくださいね。

第二新卒の転職は難しい?

第二新卒は新卒3年以内の転職なので、社会人としてはまだまだ未熟です。

そのため仕事での経験はあまり重視されませんでしたが、一方で今後のキャリアビジョンについてはかなり詳しく確認されたため、自己分析の大切さを痛感しました。

専門家の方による第二新卒の転職活動においての具体的なアドバイスや、効果的な転職理由の伝え方について詳しくご紹介した記事もあるので、こちらもあわせてチェックしてくださいね。

経験者が感じた第二新卒転職のメリット・デメリットは?

当時を振り返ってみて感じた第二新卒側のメリットとデメリットについて簡単にまとめてみました。

メリット

未経験の業種や職種へチャレンジしやすい

前述の通り、私は食品メーカーからIT業界へのキャリアチェンジ転職を目指していました。

もちろん、第二新卒でなくても未経験歓迎の求人は存在しますが、第二新卒であれば前職での経験を重視されることが少なかったため、経験のないキャリアチェンジの転職にチャレンジしやすいところが大きな魅力といえるでしょう。

新卒採用に比べると面接でアピールしやすい

これはその人の向き不向きに関わってくるため一概には言えませんが、私の場合は新卒採用の時よりも第二新卒での面接のほうが自分の強みが伝えやすい印象を受けました。

その理由として挙げられるのは、第二新卒採用ではグループ面接やグループディスカッションなどの複数で行う選考がない点。ほとんどの企業がすべて1対1の個人面接による選考だったことで、自己PRがしやすいだけでなく面接官との会話を楽しめました。

もし私のように複数だとなかなか積極的に自分をアピールできない人であれば、第二新卒の面接のほうが緊張せずお話ししやすいのではないでしょうか。

デメリット

準備不足になる可能性あり

これは第二新卒の転職に限ったことではありませんが、新卒での就職活動とは異なり、働きながらの転職活動となる人がほとんどなので、勤務前や勤務後の時間を上手に活用する必要があります。

しかし仕事プラスアルファ転職活動をすることは精神的にも体力的にも負担がかかるため、面接対策や業界分析がおざなりになってしまうケースも。

とくに第二新卒時期はまだ仕事にも余裕がないので転職活動に十分な時間を割けず、面接では選考企業や業界に対するリサーチに甘さが目立ち、落とされたりしました。

新卒採用の延長に陥りやすい

大学時代の就職活動では実際に仕事をした経験がないので、興味のある分野や自分の好きな業界を受ける人が多いですよね。

もちろんそれで成功した人もいると思いますが、当時私はそれに固執しすぎて自己分析を怠り、大学時代の就職活動で一度失敗しています。

その時の気づきを第二新卒の転職活動でもっと活かすべきだったと思いますが、実際転職活動を始めた当初は興味があることを仕事にしたい気持ちが先行してしまい、同じような失敗を繰り返してしまった事がありました。

一度社会人を経験しているからこそ、第二新卒の方がより会社への貢献度を期待されます。そのため自分の強みがどう会社で活かせるか、しっかり自己分析することが必要だと実感しました。

ネガティブな印象を持たれる可能性あり

近年の就職後3年以内の離職率はおよそ3割(※厚生労働省より)であるため、第二新卒の転職者も増えつつあります。しかし、なかにはまだ早期退職に対してネガティブな印象をもつ人も。

ただこれに関しては、転職理由を明確にしたうえで面接では前向きな伝え方を意識し、企業に対する熱意を伝える事でイメージはかなり改善されたので、大きなデメリットにはならないでしょう。

年収アップは難しいかもしれない

未経験採用の場合は即戦力になれないので、私も第二新卒の転職で年収を上げることはできませんでした。交渉次第なので一概にはいえませんが、キャリアチェンジの場合はとくにハードルが高いかもしれません。

これをしておけばよかった!第二新卒の転職で後悔していること

結果的に私は希望の業種・職種にキャリアチェンジでき、良好な人間関係も築けたため、第二新卒で転職したことに満足しています。

しかし強いて反省点を言うのであれば、転職活動時はやりたいことに固執しすぎてしまい転職先の良いところしか見ようとしていなかったこと。今思えば、圧倒的に企業研究や業界研究が不足していたと思います。

キャリアエージェントの方からも、企業や業界に対してプラスの情報ばかり教えていただいていたため、うきうきで入社しましたが、その後労働条件などで悩んだこともありました。

だからこそ次に転職するときは、企業や業界の情報収集に注力し、納得できる選択ができるようにと考えています。

希望業界の情報収集なら、キャリア相談サービスもおすすめ

転職エージェントには聞きにくい、企業や業界に関する本当のところ。coacheeを活用すれば、その業界に特化した人や経験者から詳しくお話を伺うことも可能です。

ちょっとしたお仕事の悩みから長期的なキャリア設計など、目的に合わせて気軽に相談できるため、私のように「次は慎重に転職先を見つけたい」という人にもぴったり。1000円から利用できるので、気になる人はぜひ登録してみてくださいね。

\おすすめキャリアコーチングサービス/

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次