【属性・面接段階別】面接でのキャリアに関する逆質問例!好印象を与えるコツやNG例も解説

「面接の逆質問で、キャリアに関してどのように切り出せばいいのかわからない」
「印象に残る逆質問が思いつかず、無難な内容になってしまう」
「他の応募者と差がつく逆質問の具体例が知りたい」

面接の最後に設けられる逆質問の時間に、キャリアに関する質問をどうすれば効果的にできるか悩む方は多いでしょう。

本記事では、新卒・転職などの属性別や、一次・最終などの面接段階ごとに、キャリアに関する逆質問の例を紹介します。

さらに、面接官に好印象を与えるための質問の工夫や、避けた方が良い質問例についても詳しく解説します。

「この人と一緒に働きたい」と思わせる逆質問をできるようになり、選考に役立てましょう。

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目次

【属性別】面接でのキャリアに関する逆質問例

面接における逆質問は、あなたの立場や経験によって適切な内容が変わります。以下では、就職活動中の属性別に効果的な逆質問例をご紹介します。

  • 新卒
  • 転職者
  • キャリアチェンジしたい求職者

自分の状況に合った逆質問を準備し、面接官に良い印象を与えましょう。

 1.新卒

新卒の面接では、入社後の成長やキャリア形成に関心を持っている姿勢を伝える質問が効果的です。例えば、以下のような質問が挙げられます。

御社で成果を挙げている若手社員の方々は、どのようなキャリアプランをたどっているのでしょうか?
管理職や専門職を目指す場合、どのような育成プログラムや支援体制がありますか?
入社後、どのような実務経験を積みながら昇進していくのが一般的でしょうか?

これらの質問は、企業での成長イメージを具体的に描こうとしていることを示し、将来的に組織に貢献したいという意欲をアピールできます。自ら学ぶ姿勢やキャリアアップへの主体性が伝わりやすく、面接官に前向きな印象を与えます。

 2.転職者

中途採用の面接では、これまでの経験を土台にしながら、新たな環境でも主体的に成長する姿勢を伝えることが求められます。以下のような質問は、意欲を効果的に表現できます。

中途で入社された方は、どのような道筋でキャリアを発展させているか、実際の成功事例をお聞かせいただけますか?
昇格や昇進の判断基準について、より詳しく教えていただけますでしょうか?

自身の経験をどう活かせるかを考えている姿勢を伝えます。その際には、成果に向き合う意欲を示すことで、面接官に即戦力として役立つという期待感を持たせやすくなります。

 3.キャリアチェンジしたい求職者

異業種や異職種への転職を希望する場合は、不安を解消しつつ成長への意欲を伝える以下のような質問が有効です。

他業界・他職種からの転職者が、どのような成長過程を経ているか、具体例があれば教えていただけませんか?
経験のない分野からの転職でも、どのような学習の機会が用意されているでしょうか?

これらの質問は、未経験分野への挑戦に対して現実的な視点を持っていることを伝えると同時に、新たな環境で積極的に学び続ける姿勢を示します。企業にとっても、定着意欲や成長意欲を確認する評価材料となります。

 【面接段階別】面接でのキャリアに関する逆質問例

面接の段階によっても、適切な逆質問は変わります。

各段階で求められる質問レベルを理解し、効果的にアピールしましょう。

  • 一次面接
  • 二次面接
  • 最終面接

段階に応じた質問を準備すれば、面接官の期待に応えながら自分の価値を伝えられます。

 1.一次面接

一次面接では、ビジネスマナーや基本的なコミュニケーション力、職務への適性が見られる傾向があります。そのため、以下のような質問が効果的です。

このポジションに求められる人物像や業務上重視される能力について教えてください。
御社で活躍されている方々に共通する特徴には、どのようなものがありますか?

自分のキャリアを長期的に捉えている姿勢を示せるため、面接官から「将来的に活躍が期待できる人材」として評価されやすくなります。

特に一次面接では、現場の社員や人事担当者が対応する場合が多いため、キャリアイメージや職場での成長過程に焦点を当てた質問が効果的です。

 2.二次面接

二次面接では、これまでの職務経験が実務とマッチするか、自社で活躍できるかが重視されます。そのため「入社後にどのように価値を発揮し、どのようなキャリアを築きたいか」といった視点での逆質問が効果的です。

例えば、以下のような質問が好印象につながります。

入社前に準備しておくと望ましい知識や、入社後に早期に習得すべきスキルにはどのようなものがありますか?
将来的に管理職や専門職を目指すうえで、どのような経験を積むことが評価につながりやすいですか?

こうした質問を通じて、自分なりにキャリア形成を考えている姿勢や、業務理解への意欲を示すことができます。

面接官に対し、即戦力としての自覚と成長意欲を印象づけるうえで有効です。

 3.最終面接

最終面接では、企業理念やビジョンへの共感、そして自身のキャリアビジョンとの一致をどう捉えているかが重視されます。

経営層との対話を通じて「この企業で長く、どのように貢献していきたいか」という意思を明確に伝えることが大切です。

そのため、以下のような質問が効果的です。

経営層の立場から見て、長期的に活躍している社員に共通する行動や価値観には、どのような特徴がありますか?
御社の中で、自分自身のキャリアビジョンをどう重ねられるかを考えています。中長期的に求められる人材像について教えていただけますか?

「企業の方向性を理解したうえで、自身のキャリアをどう築いていくか」を真剣に考えている姿勢を伝えられます。

 【印象アップ】面接でのキャリアに関する逆質問のコツ

逆質問では、以下のポイントを押さえると、面接官に良い印象を残せます。

  • 自分のキャリアプランを明確にする
  • 業界・企業研究をする
  • 面接官の立場に合わせて質問する
  • 自分の考えを述べて質問する

以下の項で詳しく解説します。

 1.自分のキャリアプランを明確にする

逆質問で印象を高めるために、自分のキャリアビジョンを事前に描いておきましょう。将来担いたい役割や、身につけたい専門性を明確にすると、質問内容に説得力と整合性が加わります。

例えば「将来的に〇〇の分野でマネジメントに関わりたいと考えています。そのために、御社ではどのような経験を積めるでしょうか?」というように、目標と質問を結びつけると、成長意欲や主体性が伝わりやすくなるでしょう。

このように、目指す方向から逆算して質問を構成すると、貢献するイメージが明確になります。面接官にも将来像が伝わりやすくなり、入社後の活躍を期待できる人物として印象に残るでしょう。

 2.業界・企業研究をする

逆質問の質を高めるには、業界全体と志望企業の動向を十分に理解しておく必要があります。表面的な情報だけでは、掘り下げた質問は生まれないためです。

例えば、業界内での企業のポジションや競合他社との違い、主力事業などを調べることで、企業理解が深まります。さらに、企業理念やカルチャー、働き方の特徴などにも目を向けておくと、働く姿をイメージしやすくなります。

これらの情報を調べていれば「業界の最近の変化を踏まえると、貴社の○○事業にはどのような成長の可能性があるとお考えですか?」といった深掘りした質問につなげられるでしょう。

 3.面接官の立場に合わせて質問する

逆質問の内容は、相手の役職や立場に応じて調整する必要があります。相手の専門分野や責任範囲を理解したうえで質問を選ぶと、情報を引き出しやすくなるためです。

例えば、役員や経営層には、ビジョンや中長期戦略に関する質問が効果的です。「今後の事業展開において、人材育成をどのように位置付けていらっしゃいますか?」といった経営視点の質問が適しています。

一方、現場のマネージャーや先輩社員に対しては、日々の業務内容やマネジメントについて尋ねるのが効果的です。「チーム内での目標設定や評価はどのように行われているのでしょうか?」のような実務に近い質問が適切でしょう。

4.自分の考えを述べて質問する

単純に情報を求めるだけでなく、自分の意見や強みを織り交ぜた質問の方が印象に残ります。

逆質問は、面接中に十分伝えきれなかった自分の魅力をアピールする機会でもあります。面接官の記憶にも定着しやすく、評価向上につながる効果的な方法です。

具体的には「私は○○の分野で△△の経験があるのですが、こうした背景は貴社の業務にどのように活かせるでしょうか?」といった形で、自分の価値を示しながら質問します。

また「□□について深く学んできたのですが、貴社でさらに知識を深める機会はありますか?」のように、専門性と学習意欲を同時にアピールする方法も効果的です。

面接官がキャリアに関する逆質問で見ているポイント

面接官は逆質問を通じて、以下の要素を判断しています。

評価ポイント内容
志望度や成長意欲昇進制度・スキル向上・人事評価などへの具体的な質問から、会社で発展したい熱意や本気度を判断する
企業理解とマッチング制度・文化・価値観に関する質問を通じて、企業研究の深さや自社との適合性を確認する
コミュニケーション能力質問の仕方や面接官とのやり取りから、職場でのコミュニケーション力も評価する
自己分析の深さ自身のキャリアビジョンや強み・弱みを踏まえた質問ができているかを確認する

逆質問は、単に疑問を解消する場ではなく、あなた自身の考えや価値観、キャリア観を面接官に伝える重要な機会です。

質問内容によって理解度や成長意欲が伝わるため、あらかじめ準備しておきましょう。

 面接でのキャリアに関する逆質問のNG例

逆質問の内容次第で、面接官に不安や違和感を与えてしまうケースがあります。

どれだけ意欲があっても、質問の仕方を誤れば評価が下がる可能性もあるため、以下のような避けるべき逆質問を把握しておきましょう。

  • ネガティブな印象を与える質問
  • リサーチ不足を感じる質問

以下の項で詳しく解説します。

 1.ネガティブな印象を与える質問

逆質問の内容によっては、キャリアに対する前向きな姿勢が伝わらず、評価を下げてしまう可能性があります。特に以下のような質問は避けるべきです。

学習できる環境は整っていますか?
能力を伸ばしてもらえる環境でしょうか?
目標が達成できなかった場合は、どのような対応になりますか?

これらの質問は、成長を企業任せにしているような依存的な印象や、挑戦への不安が先立っている姿勢を与えかねません。

特にキャリアに関する場面では、自ら学び、主体的に成長していこうとする姿勢が重視されます。逆質問では常に前向きで建設的な意欲を示し、長期的に企業に貢献する意思を伝えることが重要です。

 2.リサーチ不足を感じる質問

逆質問の内容が、すでに公開されている情報にとどまる場合、準備不足と受け取られる可能性があります。以下のような質問には注意が必要です。

貴社のキャリアパスはどうなっていますか?
入社後のキャリアプランについて教えてください(※すでに面接内で説明済みの場合)

これらの質問は、企業ホームページや求人票に掲載されている内容を確認していない印象を与えます。また、面接中にすでに説明された事項を繰り返し聞くことは、話を理解していない、あるいは聞いていないと受け取られかねません。

逆質問では、基本情報を把握したうえで、さらに深掘りする姿勢が求められます。例えば「御社のキャリアパスで紹介されていた○○コースを実際に選ばれた方のご経験についてお聞かせいただけますか?」のように、調べた情報をもとに発展的な質問にすることが効果的です。

 面接でのキャリアに関する逆質問で悩んだらcoachee(コーチー)に相談を

キャリアに関する逆質問は、志望動機や入社後の展望を具体的に伝える手段です。面接官に与える印象を左右するため、自分のキャリアプランや企業への理解を踏まえた質問を準備する必要があります。

例えば、一次面接では企業理解や基本的なスタンス、最終面接ではビジョンや中長期的な成長について質問することが効果的です。ただし、どの面接で何をどのように聞くべきかを考えるのは簡単ではありません。

そのようなときに役立つのが、キャリア相談プラットフォーム「coachee(コーチー)」です。coacheeでは、IT・メーカー・広告など各業界の出身者がコーチとして在籍しており、あなたの経歴や志望業界に合わせて、面接官に響く逆質問を一緒に設計できます。

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