coachee利用者が語る 〜転職失敗から学ぶ自分の適職について〜

「自分に向いてる仕事って一体なんだろう」。皆さん一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

ただ最近では、適職診断など自分に向いてる具体的な職種を示してくれるサービスも増えているので、あまり自己分析に時間をかけなくなっている人もいるでしょう。

休職を経験した私も、当時を振り返ると就職活動や転職活動での自己分析が十分でなかったことを痛感しています。そこで今回は、私自身の転職の失敗談とともに、休職期間に自分と向き合ってみて感じた「適職」についてお話しします

この記事を書いた人


果穂


食品メーカーに勤務し、営業や開発の経験を積む。
その後、IT・Web業界へキャリアチェンジを成功させる。

目次

転職失敗?転職活動で圧倒的に足りなかったことは?

私は、新卒で入社した会社を3年で退職し、第二新卒の枠で未経験の業界へキャリアチェンジ転職をしました。しかしその後、1年で体調を崩し休職することに。

私自身転職したことに後悔はありませんが、結果的に転職に失敗したと思われても仕方ないでしょう。ではなぜ休職することになってしまったのか、当時の転職活動を振り返り、考えられる要因についてお伝えします

なお、以下では私の休職理由や休職中の過ごし方、メリット・デメリットなどもお伝えしているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

業界分析

まず完全に足りていなかったことが、業界についての知識です。業界分析は、キャリアチェンジに限らず、就職・転職するうえでもっとも怠ってはいけないことのひとつ

にも関わらず、私は好きなことを仕事にしたいという思いが強すぎて、業界理解が不十分な状態で転職活動をスタートさせてしまいました。

第二新卒かつ未経験での転職だったので、面接の時に業界の知識が問われたり、求められたりすることはほとんどありませんでしたが、入社後は想像以上の業界の厳しさに圧倒されることに。

入社前後のギャップを感じた反省点に、企業・業界のいい面しか見ていなかったことがあげられるので、企業研究を含め業界分析への時間を惜しまないことが転職失敗を防ぐカギになるでしょう。

業界分析といっても何から始めればいいかわからない人は、まず企業リストの作成からスタートするとよいでしょう。以下では企業リストについて詳しく記載しているので、参考にしてみてください。

自己分析

前述したとおり、私は自分が好きなことを仕事にすることに憧れを持っていました。

それゆえ当時はやりたいことしか追い求めず、自分の性格がその職業に向いているのかについてしっかり考えなかったことも大きな反省点です。

とはいえ今でも好きなことを仕事にすることはとても幸せなことだと思っていますし、その職業自体が嫌いになったわけではありません。

ただ、「好きなこと=自分の適職」とは限らないことを身をもって知りました。

これはやりたいことに挑戦しなければ気づかなかったことなので、チャレンジ自体は大きな学びにつながったといえますが、やはり自己分析の甘さは否定できないでしょう。


働きながらの転職活動は面接時間を作ることすら容易ではないので、なかなか情報収集や自己分析に時間をかけられないですよね。

しかしこの2つの分析を疎かにすると入社した後のギャップで悩むかもしれないので、しっかりと時間をかけて行うことが賢明でしょう。

そのほか転職を失敗しないために抑えたいポイントを、年齢・性別・条件にわけてご紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

休職中、適職を見つけるために取り組んだ自己分析とは?

仕事をお休みしていた期間、私は自分の適職を見つけるために自己理解を深めることにしました。主に以下4つが実際に行った自己分析の方法です。今回はこれらの簡単な説明とともに、私自身が実践して得られたことをお伝えします。

MBTI診断(16Personalities)

こちらは最もメジャーな性格診断テストのひとつであり、別名16性格診断とも呼ばれています。韓国アイドルの自己紹介でも使われるようになってから、日本でも流行りつつありますよね。

自己分析するといっても何から始めればよいかわからなかった私は、まずはじめに簡易的に実施できるMBTI診断を行いました。

この診断テストは、興味関心ごと(外向or内向)・物事の見方(感覚or直観)・判断の仕方(思考or感情)・外部との接し方(判断or認識)の4つの要素から16タイプの性格に分けられるもの。

そこから自分が持ち合わせている基本的な性格と、長所、短所、向いてる職業なども示してくれます。私はこのテストから、自分の基本軸や考え方の癖を見直すことができました

ただ一方で、示されていることがすべて当てはまるわけではなく、考え方もその都度変わると思うので、自己理解を深める材料のひとつとして捉えるのがよいでしょう。

モチベーションシートの作成

モチベーションシートとは、今までに起きた出来事に伴って変化したモチベーションの動きを可視化することで、自分のモチベーションの根幹となるものに気づくための自己分析手法

以下が私が実践した方法を簡単にまとめたものです。

①過去から現在までに自分が記憶に残っている出来事を時系列に並べる

②モチベーションが高かったものと低かったものに上下で分ける

③当時の感情や行動した理由などを具体的に書く

④モチベーションの高いときと低いときの共通点を書き出す

私が休職した原因として真っ先にあげられるのが、モチベーションの低下でした。今回このシートを作成したことでその原因がわかり、自分の価値観や目標について深堀りできたので、次の転職活動に活かせるのではないかと思います。

私は出来事をただ書き出して分類しただけですが、グラフにするとよりわかりやすくなるようなので、ぜひ実践してみてくださいね。

ライフラインチャートの作成

モチベーションシートと少し似ている点もありますが、こちらは過去の出来事で変化した幸福度や満足度と、その理由から自分の強み・弱みや軸に気づくためのものです。

曲線グラフで表すものが多いですが、私は以下の内容を表にまとめました。

・年齢ごとで記憶に残っていることを、嬉しかった出来事と悲しかった出来事で分ける

・そのとき影響を受けたこと・もの・人や、立ち直るきっかけになったことを具体的に書く

・そのときの幸福度とその理由について書き出す

ライフラインチャートを作ったことで自分にとって充実した人生とはなにかや、仕事以外で大切にしていることを考えるきっかけになりました。

またさまざまな手法で自己理解を深めたことで、自分がHSP(繊細さん)であることに気づきました。

HSP(繊細さん)の適職診断

モチベーションシートやライフラインチャートを作成したことで、HSP気質があることを自覚した私。HSPさん向けの適職診断もあり興味本位で受けてみたので、こちらも簡単にご紹介します。

この診断は繊細さんのなかでも種類があり、自分に該当するタイプと適職について示されてるもの。私は好奇心が強く相反する気質を持ち合わせているHSS型であることがわかりました。

適職を見つけるための自己分析にはなりませんでしたが、この診断によって今まで生きづらいと感じていた理由を教えてもらえたことや、自分だけではないことに気づけた点が一番のメリットでした。

自分と向き合って気づいた、本当の適職の見つけ方とは?

これはあくまで私の意見になりますが、適職は自分ができることから生まれるものであり、見つけるよりも作り出していくものだと感じました。

仮に好きなことでなくても続けられることが適職になり得ますし、短期間しか続かなかったとしても考え方によっては経験した仕事すべてを適職にすることもできますよね。

辞めたいと思うときはマイナス面ばかりにフォーカスされがちですが、そこで得たことが必ず次の仕事に活きるはずなので、適職にとらわれすぎないことが適職と出会うためのヒントとなるでしょう。

自己分析や業界分析は、プロに相談すると効率UP!

いくら自己分析や業界分析が肝心といっても、忙しいなか意識して時間を作れなかったり、一人で行うのが難しかったりとハードルも高いですよね。

キャリア相談プラットフォームの「coachee」を活用すれば、分析のフィードバックや企業選びのアドバイスももらえるため、キャリア形成で行き詰まっている人には心強いサービスです。

自分の状況に合わせて相談内容もカスタマイズできるので気になる人はぜひ活用してみてくださいね。

\おすすめキャリアコーチングサービス/

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次